都市部に住んでいる会社員の皆さま、お疲れ様です。
毎日通勤大変ですよね。これまで使ってきた常磐線や東横線の混雑ぶりと怒号は、思い出すだけで身震いしてしまいます。
ですが。。。。
ボクの通勤時間は毎日4時間を超えています。あまりの遠さに、某テレビ局から取材依頼が来たほどです。
そして現在は千葉県の房総半島から、同じく千葉県内の会社へなぜか毎日4時間以上をかけて通勤しています。以前は九十九里浜から都内で、やはり同じくらいの時間がかかっていました。 と、言うとみなさん驚きます。
はい。疲れません。実は、そんなにキツくないんですよ。
この遠距離通勤を始めて、6年くらい過ぎました。
一般的には遠距離通勤は幸福度が下がる、と言われていますが、むしろ遠距離通勤をお勧めしたい!と思って、お勧めの理由を書き出してみました。
遠距離通勤は大変だから近くに住もう・・・と高い家賃を払って消耗するよりも、この記事で少しでも柔軟に考えてもらえるようになれば幸いです。
ワープ出来る もくじ
遠距離通勤は楽
「楽って・・・そんなわけないじゃん」と思ったでしょ? 遠距離も極限まで行くと、あるんです。「始発」という駅が。
おかげで片道2時間超の中で、1時間半「自分の好きな場所に座っていられる時間」を確保できます。
都心近くに来ると、さすがにギュウギュウで皆さん大変そうですが、僕には席があります。
▼始発駅から東京駅までの混雑っぷりをレポートしました。
遠距離通勤は時間を有効活用できる
遠距離通勤は時間を有効活用できます。
電車内で座って過ごす自由な数時間が生まれるんです。
寝ても良いし、読書、オーディオテープ、ラジオ、仕事、作業、勉強と、前向きな活動に使えちゃうんですよ。
また、会社で飲みに誘われても、「終電がありますので。。。」と早く失礼することも可能だったりします。飲み会に出たとしても、グダグダした二次会に付き合わされたりもありません。
家にいるとダラダラテレビを見たり、必要以上に寝てしまったりしまいますよね。こういうことが無くなって、通勤時間以外の時間も効率的になります。
加えて、早起きにもなっちゃう。たとえばボクは5時半には起きないと、出社出来ません。 このように、強制的に早寝早起きして、朝時間をインプットにもアウトプットにも、好きなことに使えます。
自分を知って、自分に合った環境作りが大事なんです。
【自分向けの環境を作る】
遠距離通勤するよりも、会社の近くに住んだ方がトクってのは分かります。
でもボクの場合近くなったらその分遅くまで寝ちゃうし怠けちゃいます。だから通勤っていう怠けも寝坊もできない環境に身を置くんです。自分が変えられないなら、環境を変えちゃえばいいですね。
— ゆうげん@移住サラリーマンブロガー (@1funkiduki) 2018年12月5日
世の中の出来る人、経営者に近いライフスタイルが、環境変えるだけで実現出来るんです。
▼通勤時間をより有意義なものにするために、使っているものはこちら
遠距離通勤にすると残業時間が減る
遠距離通勤にすると残業時間が減る可能性が高くなります。強制的に締め切りを作ることができるからです。
ダラダラ残業すると、すぐに終電が無くなってしまう。。。そんな状況に自分を追い込めるんですね。
実際、通勤に他の人よりも多く時間をかけているボクには、ダラダラ残業するような暇はありません。
仕事全体を見て「今日やるべきことを見極め、定時までに集中して終わらせる」ことでスパッと帰ります。
このように遠距離通勤をすることで、締め切りを強制的に設けることが出来るんですね。
普通は定時帰りしたいと思っても、なかなかできません。
なぜって?早く退社する必要が無いからです。必要がないなら、気楽に仕事できるし残業代ももらえるので、残業しちゃいますよね。
また優しい上司なら、アイツは遠くに住んでるから、と仕事を控えてくれるようになる。。。かもしれませんね。
遠距離通勤は定期券で行ける範囲が広がる
通勤は会社の定期で行っているので、休日、タダで行ける範囲が広がります。
九十九里浜に移住したボクですが、まだまだ無料で行ける未開拓の土地が多く、飽きません。
東京方面に行く際、普段の交通代金も浮かせられるメリットがあります。
▼九十九里浜と都内を手軽に早く行き来するには、特急わかしおがオススメ
遠距離通勤は自分のブランディングにもなる
通勤に2時間使っている人なんて、中々いません。
毎日通勤で4時間使ってるというと驚かれます。
初対面でも、「え?なんで?どういうこと?」と興味を持って頂けます。
で、その後時間が経ってもほぼ100%に近い確率で、「ゆうげん君は遠かったよね」、と覚えてもらえるんです。
無理して自己アピールしなくても、住所を教えるだけで人に覚えてもらえるのはスゴイことだと思います。
自営業だけじゃなくても、社内の偉い人に覚えていてもらえるって、大事ですよね。
もちろんこれはとっかかり。努力して自分を信頼してもらうのが大事です。
遠距離通勤は生活費が安くなる
長距離になると、生活費が安くなります。
これは遠い = 田舎 = 家賃が安い、からです。
あまりに遠すぎるので、会社の家賃補助も出ていませんが、その分家賃が安いのでトータルでも生活費は安くなりました。
▼この記事を書いた当時は都内の会社でしたが、現在は千葉県の企業に転職しました。交通費補助、家賃補助も出るようになりました。
ちなみに家は角部屋、2LDKの築浅物件で、6万円です。横浜だったら10万円はするでしょう。年間50万円の節約。
さらに加えて、仲良い地元の友人が、毎週のように新鮮な野菜やら魚やらお裾分けしてくれます。 良いことづくしです!
▼夫婦2人の生活費をまとめました。
遠距離通勤は自然豊かに過ごせる
田舎ですから、空も海も、緑も豊富で綺麗です。自然って飽きないです。
都会の高層マンション暮らしに憧れる。。。当然あると思います。上海でしてたことありました。
でも実際、いくら眺めが良くても代わり映えしないし、いくら夜景が綺麗でも、飽きちゃうんですよね。
今は毎朝、駅まで自転車で行きます。のどかな風景に「良いなぁ」と感じます。 1日を良い気持ちでスタート出来るんです。
▼移住した九十九里浜の自然をまとめました。
遠距離通勤は変化を楽しめる
遠距離通勤しているボクには、ちょっとした楽しみがあります。
それは、たまに「会社近くのビジネスホテルに泊まって、めっちゃ近くから通勤する楽しみ」です。少しのお金で、大きな変化を楽しめるんです。
朝ごはんをゆっくり食べたり、カフェでゆったりとお茶したり。。。
普段は2時間の通勤なのに、たまに5分通勤にしてみることで、いつもは忙しい朝がかなり優雅に過ごせます。
これは会社近くに住んでる人には出来ません。わざわざ会社近くから田舎まで行って、出社する人なんていないですよね(笑)
まさに「遠距離通勤者だけが出来る、密かな楽しみ」と言って良いでしょう。
▼会社近くに泊まって実践した記事
遠距離通勤は人生が変わるかも
遠距離通勤することで、なんと人生が変わりました。
具体的には、都内近辺に住んでるときは聞いたことも無かった地方優良企業に転職することが出来たんです。
世の中には知名度や低いとか、遠いという理由だけで人を募集していても人が来ない、隠れた優良企業が結構あります。
転職先を探す時、転職エージェントからいろんな企業を紹介されました。
でもその多くは都内だったんです。都内だと競争激しいし、なかなかピンとくるところが見つかりません。
そこで、ダメもとで「(遠距離通勤してる)ボクの家から近いところで良いところありませんか?」と聞いたところ、「・・・こんなのがありますよ」と出されたのが今の会社。
遠距離通勤していたおかげで残業無し、パワハラ無し、給与面も満足という、ほぼパーフェクトな転職をすることが出来ました。
加えて、妻も引っ越した先で見つけた新進気鋭の企業に転職し、イキイキと仕事できているようです。
▼転職に使ったのはビズリーチ。掘り出し物が見つかるかも。
遠距離通勤が向いている人・向いてない人とは?
ということで、遠距離通勤のメリットを挙げてきました。でも、もちろん世の中全部の人が遠距離通勤がおすすめなわけではありません。
そこで最後に、遠距離通勤がおすすめな人の条件をまとめます。YESが多い人ほど、遠距離通勤が嬉しいものになる可能性が高まるでしょう。
・人ごみが苦手
・電車内でも集中して作業が出来る
・都会よりも田舎好き
・家では作業出来ないので強制的に作業できる環境が欲しい
・向上心が旺盛
・貯金したい
・大企業に勤めている(定期がある程度以上高くても出せる余裕のある企業)
・早起きが得意
反対にこのような条件が当てはまらない人は、遠距離通勤に向いてない人です。自分に正直に考えてみて、判断してくださいね。
まとめ:遠距離通勤も良いものだ
いかがでしたか?
会社員こそのメリットもありますが、遠距離通勤も良いものと感じてもらったら幸いです。
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▼遠距離通勤のデメリットもまとめました。
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