転職活動、がんばってますか?
30代のボクも転職エージェントさんと連携しつつ、SPI を受けました。今はビズリーチがきっかけで転職が大成功して楽しく暮らしています。
10数年前に就職活動で受けたあのSPIが、転職活動においてもあるんです。あのときは筆記でしたが、今はパソコンで受けたり、自宅で受けることも出来ちゃうんですね。
ということで、今回は転職活動でSPI を受けてみて失敗・用意したことから、ノウハウや注意点をまとめました!
転職活動する方は参考にしてください。
本記事の内容は2017年時点の情報です。現在は異なる可能性がありますのでご了承ください。
ワープ出来る もくじ
SPI の概要
まずはじめに、SPIの概要から行きましょう。
SPIとは?
SPIはリクルートが開発した、日本で一番利用されている適性検査です。
優秀さはもちろん、性格といった「人となり」も分かるようになってる試験です。受験者も多いので、より正確に受験者のことが分かるとされています。
現在のSPIはバージョン3
SPIも変更されてきており、ボクが就職活動した2005年はバージョン1でした。
2005年以降のSPI はバージョン2となり、性格検査マークシートの筆記試験に加えて、特定の会場で受ける「テストセンター」、自宅のパソコンで受けられる「WEBテスティング」が増えました。
これが2013年1月から、バージョン3になり、現在もバージョン3です。
試験方式により出題範囲に違いがある
マークシート方式か、テストセンターか、WEBテスティングか・・・試験方式は選べません。企業が選ぶことになります。
受け方によって出題範囲が違うので注意してください。例えばテストセンターで出る範囲と、WEBテスティングで出る範囲は違うということです。
試験結果は自分も分からない
SPI試験の結果は自分には分かりません。回答が終わると、点数が自動的に企業へ送信されて採用担当しか分からないことになってます。(得点ではなく、偏差値という数字で報告されるようです)
なので、出来具合は自分の感想でしか分からないんです。悲しい。
試験結果は別の企業に流用できる
試験結果は自分じゃわかりませんが、確実にセンターに記録されています。
なので別の企業へのSPI試験結果として、以前のSPIで取った成績は、流用できるんです。
「あのときのSPI は良く出来たと思うから、使おう!」という感じですね。(※1年間くらいの有効期限があります)
「確かに流用は楽だけど、もう一回試験やれば絶対成績良くなるじゃん!」という人がいるかもしれませんが、ここが難しいところ。
パソコンでの出題となるテストセンターやWEBテスティングでは、回答状況により問題の難易度や数自体が変わって出題されるんです。つまりその都度出てくる問題が違うんです。
だから二回目は必ず点数良くなる!という保証はありません。うむむ・・・厳しい。
SPI試験の内容
それでは、実際のSPI試験の内容説明に進みましょう。
SPI試験は一般的に性格検査と、能力検査の2つが行われます。一個ずつ説明します。
性格検査:心理テスト
性格検査はホントに一般的な心理テストみたいな感じ。こちらは能力検査を予約するときに、自宅のパソコンで行います。20分くらいで出来ちゃいます。
この性格検査は「リーダー型」「支援型」など受験者の性格や特性が詳しく分かるため、能力検査よりも重視される傾向があるようです。
企業が求める答えは?と考えて細工しようとしても、同じ問題が出て来たりして、偽装してもバレちゃう仕組みが出来てます。
さすがリクルート・・・正直に入力するしか無いですね。嘘ついて入社出来ても結局はお互いのためにならないので、正攻法で行きましょう。
能力検査:国語と算数
能力検査は、言語と非言語の二種類が35分の試験時間で半分ずつの比率で出題されます。
言語というのは、学校でやっていた、国語みたいな問題です。
- 同じ意味の単語を選べ
- 文を順序立てて並べよ
みたいな。ボクの場合、最初が言語でした。
これに対して非言語は算数みたいな問題です。
順列・組み合わせといった、公式を思い出す問題から、意味も無く食塩水を蒸発させたり混ぜたりして濃度を計算する、懐かしい問題もあるので楽しみにしててください笑
その他のオプション試験
性格検査と能力検査以外のオプション試験として、複数の問題の中から似たような構造をしている問題を選ぶ構造的把握力(20分)や、英語(20分)を課す場合があります。
実施するかどうかは企業によって異なるので、企業に確認した方が良いですね。試験予約自体では、よく分かりませんから。
ボクは確認しなかったんです。予約したときの画面を見て「75分も試験時間があるってことは、オプション試験もあるのかー!?」とめっちゃ準備して、当日「無い」と分かったときの脱力感。。。
決してみなさんは味あわないようにしてください笑
問題サンプル
どんな問題が出るかは、下記サイトを参考にしてみてください。
早めに把握しておくに越したことはないですからね!!
参考外部サイト:SPI無料学習サイトStudy Pro
転職におけるSPIへの接し方と注意点
ということでSPIの内容について説明してきました。
それでは、いよいよ転職活動でSPIを受ける方へ、注意点やアドバイス、気を付けたほうが良いことをまとめます。
SPIで落ちるのはレアケース
まず、実は転職において、SPIの点数はあまり重要視されません。転職者を選ぶ企業にとっては、「テストの点数」よりも「それまでの経験」が重要だからです。
転職エージェントからもSPIの成績が使われるのは「同じような人材がいて、どちらを選ぶか悩んだ時」と聞きました。
むしろ転職で大事なのは、SPIで良い点を取るよりも、面接や経歴のアピールです。もちろん、全部しっかりやるに越したことはないですが、優先度は間違えないようにしたいですね。
試験項目を把握する
さきほどお話したとおり、SPIには以下のオプション項目があります。
- 構造的把握力(20分)
- 英語
ボクみたいに試験時間で早とちりして失敗しないように、事前に確認しておきましょう。(無理に聞くのはNGですが・・・)
そうすれば準備する内容も最低限で済むはずです。
間違えても凹まない
就職活動でSPI をやった人からすると、「SPI ?チョロいチョロいw」とナメてかかる人がほとんどでしょう。ボクもそうでした。
そんなアナタに一言。
「SPIなめんな」と。
そんな人は↓のリンクから少しでも問題をやってみてください。
参考外部サイト:SPI無料学習サイトStudy Pro
・・・
やってみましたか?全然できないでしょ?凹んだでしょ?
そりゃそうです。SPIにおいては、実務での経験は全く使えません。SPIの攻略法はいかに問題のパターンを把握するか、解法を覚えて使えるようにするかです。十数年間も使っていない頭の領域をつかうんですから、出来なくて当然なんです。
しかも、就活時点の20代の脳みそと、30代になったことで、計算力・集中力は間違いなく落ちているはずです。ボクもそうでした。
ということでSPI の準備では、「どれだけ間違えないように出来るか?」という焦点で行うと落ちこんで能率が上がりません。
それよりも「本番までにどれだけ多くの数を間違えられるか?」と焦点を切り替えた方が良いです。
性格検査は正直に答える
先程も書きましたが、性格検査では正直に書きましょう。
自分を偽って回答しても、バレてしまう仕組みがありますし、万が一バレなくても転職後に転職先は「え?こんな人だったの?」と驚かれますし、本来の自分でない自分を演じることになるので、負担になります。悪いことしかありません。
「自分を正直に出して、それがダメならしょうがない!」的な気持ちで行くのがベストだと思います。
厳しい時間制限に注意
試験では、パソコン画面右上に「全体の残り時間」と「全体の回答状況」が常に表示されてますので、それを見ながら回答していきます。これが結構焦るんです。
一問ごとに制限時間があって、時間切れの場合は容赦無く次の問題に切り替わってしまいます。何もマークしてないと、減点です。前の問題に戻ることは出来ません。なんてこった。
じゃあ、「制限時間ギリギリで答えていけばいいや!」と考えるでしょ?それもダメです。
なぜなら全部の問題を制限時間ぎりぎりにしてやっていくと、必ず時間オーバーになってしまう素敵な仕組みなんですよ。。。
さきほど書いたように全体の試験時間は35分ですが、全部の問題の制限時間を足すと40分!?みたいな。
とにかく全ての問題について、早めに解いていく必要があります!
試験で使えるものを把握する
試験時に使えるものとして、シャーペン2本と計算用紙2枚が配られます。
試験を行う机には、私物一切おいてはダメです。紙は試験官に言えば補充してくれます。
回答を記入してから考えること
先ほど述べたように、制限時間が来ると考えていても勝手に次の問題に行ってしまいます。
折角考えて答えに近づいていたとしても、0点です。なんか悲しいですよね。
なので考え始めるまえに、適当でも良いから答えを選択してから、考えるようにしましょう。
SPIにおいては、「分からない問題は回答しないでください」というような説明が無ければ、未回答と間違った回答に採点上の差はないようです。
なら、答えておいた方がまぐれあたりするかもしれませんよね。
効率的にやろう
SPIの勉強はどうしても必要ですが、転職活動している優秀なアナタには、時間も余裕も無いと思います。
なので以下のような工夫をして、少しでも効率的にやれるようにしましょう。
勉強は優先度高いところから始める
SPIのサイトやテキストを見て、優先度(出題される可能性)が高いところからやるようにしましょう。
非言語の分野では「推論」や「場合の数」が一番慣れが必要です。逆に問題パターンをつかんでしまえば、得点しやすい分野でもあります。こういったところから手を付けるべきです。
出題されない分野は省く
また、逆に出ないところは最初に勉強範囲から省いておくのも有効です。何百問も問題を解いていると、出ない範囲も知らずにやってしまって時間ロスになってしまいます。
あらかじめ印をつけたり、以下に述べるようなアプリでの学習なら、「理解済み」のマークをしておきましょう。
アプリで勉強しよう
スマホはホントに便利ですよねぇ。。。有料ではありますが、言語・非言語ともにアプリがあります。
↓です。テキストなら1500円くらいしますが、以下のアプリ買った方が全然お得だし効果的でした。
このアプリだと苦手で優先度高い問題を自動で選んで出してくれるので、わざわざ教科書開いて問題を探す必要がありません。とても効率的な勉強ができるのでぜひ使いましょう。
非言語は解きまくって、完全制覇しました。かなりの自信になりましたね。
何度も間違えて解き直して。。。遂にSPI 計算問題100%達成!どーんと来いな感じ。一週間でここまで来たら上出来っしょ。束の間の達成感に浸る。 pic.twitter.com/4yNh3xRUG0
— ゆうげん@1分気付き見える化ブログ (@1funkiduki) May 29, 2017
これだけ解いていると、「あ、コレ、アプリでやったヤツだ!」と懐かしの進研ゼミ漫画主人公の気持ちになること請け合いです(分かる人に分かればいいですw)
まとめ
以上、転職者に向けたSPIの学習情報がほとんどなかったので、まとめました。
本当に転職成功したいなら、準備は必須だということが分かりましたか?
時間がある方は、この後の情報もみて、会社の口コミも見れるようになれば最強ですよ!
ちなみにSPI受けた後日、たまたま人事の方から成績を聞けました。
あれだけ準備しても、ボクは「中くらいの成績だった」そうです(笑)
ペーパーテストに自信のあった有名旧帝大院卒のボクも、年を取ればこんな感じです。。。
かなり準備してこの結果だったので、勉強してなかったらどうなってたことか・・・(汗
↓使用したテキストです。いろんな試験方式の問題がまとまってます。
【補足1】転職先の口コミを見る方法
せっかくSPIを頑張って勉強しても、決まった転職先がブラックでは意味がありません。
事前に転職先のことが分かるといいですよね。理想は口コミです。
そんなときにとても使えるサイトを紹介します。会社の口コミサイト、【転職会議】です。
実際に企業で働いた人たちの口コミが見れるので給与から待遇まで、「ぶっちゃけどうなの?」がバッチリ分かります。口コミ登録されてる企業の数も約60万社と非常に多いです。
無料で会員登録すれば全ての口コミが見れるので、転職するなら、ぜひ登録しておきたいサイトです。
既に500万人以上の人が登録してますよ。
【補足2】効率良く勉強する方法
良い転職先に恵まれるには、市場価値を高める必要があります。
市場価値を高めるには、本を読んで勉強が必要・・・ですがそんなん分かっとるわい!ですよね。。。
本を読むのが大事なのは分かってるけど、続かない、時間がない・・・そんな人におすすめなのが耳で学習する方法です。
本を耳で聞けるサービス「Audible」なら、普段本を読めない人も通勤時間に聞きながら理解できるので、効率良く勉強できます。
むしろ耳から繰り返し聞いた方が、目で本を読むより頭に残って良い!という人もいるんですよね。あなたはどちらでしょうか?
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【補足3】最短で効率的に退職する方法
転職となると、必ずしなくては行けないのが退職です。
ただ、なかなか退職するまでは時間と労力がかかるんですよ。
「上司のスルー・引き止め」やら「同僚・部下への引き継き」とか・・・。
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費用は3~5万円からですが、空いた時間を使って転職活動も出来ますし、何より面倒も苦労もありません。
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▼ボクが転職を決めた理由
▼やっぱり転職だなと思ったらビズリーチ。ボクも良い企業に転職できました。
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