ここ3年、中国、シンガポール、フィリピン、タイなど主に東南アジア諸国で仕事をしていますが、見えてきたことがあります。
それは何か?海外で働く日本人SEはとても貴重だということです。特に日系企業の海外現地法人では、どこでも欲しがっている、といっても過言ではありません。
日本で死にそうになってるSEさん、一歩海外に出たらどうでしょう?ブラック企業で過労死なんかしちゃう日本より、ホント天国ですよ。キャリアを考える参考に、海外でSEをやることについて語ります!
まず、なぜ日系企業現地法人が日本人SEを欲しがっているのか?その理由から理解していきましょう。
ワープ出来る もくじ
日系企業現地法人が日本人SEを必要している理由
現地人との技術レベル差
東南アジアは、まだまだ日本とのインフラの差、教育の差があります。日本の企業や学校で、高度な教育を受けてきた日本人SEは、現地のSEよりは概して技術レベルが高いです。さらに現地人を教育出来る人だったら最高!ですね。
正直な話、日本で「使い物にならない」レベルであっても、現地に来ると大活躍!なんてことが結構あります。
海外現地法人と日本本社とのコミュニケーション
社内の通信システムを管理する社内SEとしても、SIerとして働くSEとしても、日本本社とのコミュニケーションがかかせません。
現地法人の状況が分からない日本本社としては、「日本語でコミュニケーションでき、現地スタッフの状況も分かって情報交換が出来る日本人SEがいると、とても助かります。
その人がどれだけ個性的な人であっても、どれだけ低レベルなSEであっても、上述の通り「現地の状況が分かって、日本語が話せる」というだけでオンリーワンな存在として、唯一無二の存在になってしまうんです。
日本人の考え方、ニュアンス
日系企業の進出がいまだ進んでいる東南アジアには、日本語を話せる現地人がいます。実際、中国にはかなり日本語ペラペラで話せる人がいました。
一度、北京で中国人のお客様に「最近日本で流行ってる「あったいんだからぁ~」って何ですか?」と聞かれたことさえあります(分かりませんでした)
・・・話がずれました。日本語がしゃべれる人はいるんですが、やはり日本人ならではのニュアンスや日本人の考えを理解できる人は、日本人しかいないんです。ここが日本人が望まれる一番の理由です。
日系の会社に働いていても、現地の人は定時になったら、仕事が終わらなくても帰るのが普通ですし、日本では当たり前となった「報告・連絡・相談(ほうれんそう)」もまず、ありません。
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と、いうことで、日本人というだけで、東南アジアではプレミアム(希少価値)が付くのが分かったと思います。
次に、日本人が海外でSEをするメリットについてみてみましょう。
日本人が海外でSEをするメリット
給料が高い
はい。出ましたー。前述のように海外で働く日本人SEは貴重です。貴重だから、給料も高くなります。当然の流れですね。
定年が無い
日本だと60歳で定年。働きたければ安い給料で雇用延長・・・などという制度がありますが、会社員であれば、働ける年齢には上限があります。
ですが、海外には定年という概念がありません。身近な例では、60歳過ぎた方が今でも海外で現役で仕事されていました。一緒に徹夜もしました(笑
高い給料を定年過ぎてももらうことが出来る・・・というのは魅力ですよね。
日本人なら、他の業界でもつぶしが効く
これまではSEの話に限ってきましたが、「日本人で、海外に住んでて、現地語も話せる」人ならば、他の業界でも全然いけます。
以前中国で現地採用の方と働いていましたが、その方は外資系の食堂運営会社を転々とされて、今では床屋さんです(笑)
まとめ
以上、東南アジアの日系現地法人でSEが断然お勧め!という話をしました。
書いてきて思ったのは、やっぱり「世の中、少ない方に旨味があるなぁ」ということです。
ここまで読んでくださった方は「よさそうだなぁ、海外で仕事してみるのもいいな」と思う方多いかもしれません。でもきっと、実際に飛び出してしまう人は皆無でしょう(笑)だからこそ海外では日本人SEが少ないし、ここまでお話してきたメリットが生まれちゃうんですよね。
ただ、実際飛び出してしまえば一発逆転の可能性も大きいですよ!フリーターやニート、就職失敗しちゃったりした人は、就職浪人なんかするよりも一回海外で仕事してみると、また違う世界が見えるんじゃないですかね。
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