妻とは結婚して既に6年、付き合い始めてから12年以上経ちました。
知り合いからは、おしどり夫婦と評判です。
そんな僕ら夫婦に起きた事件のお話。
ワープ出来る もくじ
発端
先日同僚とランチ中、気づいたんです。
「あれ、結婚指輪、無くなってる・・・?」
いつも付けてたはずの結婚指輪が無くなってるんです。
▼無い。
▼手を裏返してみても、やっぱり無い。
さらにマズいことに気づきました。
「最後に見たの、いつだっけ・・・?」
いつから無くなったのかも分からないんです。
薬指をよく見ると、そんなに指輪の跡も無い。
つまりこれは、無くなってからしばらく時間が立っているな!!
とコナン風の推理をしてみましたが、ボク=結婚指輪を無くしたスットコドッコイという結果は変わりません。
あんな味の無い焼き魚定食は初めてでした。
探す
ランチを食べた後、急いで職場に戻るとボクは聞き込みを始めました。
昼休み中でみんな寝てるけど関係ない!こういうのは、スピードが大事ですからね!(迷惑)
ボク:「(昼休み中なのに)すみません。」
同僚:「え?なんですか?(迷惑そう)」
ボク:「あの・・・変なことを聞くんですが・・・ボクの結婚指輪知りませんか?」
同僚:「!?!?」
気が動転して変な風に聞いてしまいましたが、「せめて、最後にボクの結婚指輪見たのいつか覚えてますか?」すがるような気持ちで聞きました。
が、誰も見てないし覚えてません。
そりゃそうです。誰が40歳近くになったおっさんの薬指なんて見るでしょう。逆に怖い気がする。
聞き込みの結果、優秀なAさんから「先週の飲み会のとき、ゆうげんが指輪してたのを見たような気がする」という有益な情報を入手できました。
ああさすがだよAさん。仕事もできるし、ボクの薬指も見てくれてたなんて。
ともかく、これで犯行時刻(無くした時間)がある程度絞られます。ここ1週間の間で無くしたという推測が成り立ちました。
どこかに遠出したことはないから、家と会社の生活圏内のどこかにあるはずです。
ボクの不幸を聞いて喜んだ・・・いや悲しんだ同僚の一人は、「ゆうげんの愛を守るために、午後はみんなで指輪を探そう!」と涙が出る提案をしてくれましたが、さすがに丁寧に断りました。
「きっと家の風呂で無くしたんだ。たぶん風呂にあるはず」
そう。今日はいつもより多めのボディソープを使ったから、つるんと抜けちゃったに違いない。帰ったらすぐに見つかるさ。
・・・
でも無かったら・・・無かったらどうしよう。
数年前、結婚式前に二人でキャッキャウフフ言いながら、オーダーメイドで作った思い出の品です。
それが「なんか知らんけど無くなってた」なんて言ったら・・・
離婚かもしれないなぁ。。。。そう思うと自宅への足も早まりました(電車だけど)
告白
自宅に帰ってうがいをしがてら、速攻で風呂場に行きます。
が・・・無い。無い。。。。!
なんということでしょうか。
唯一の希望があっさりと打ち砕かれてしまいました。
こうなったら早めに報告(エスカレーション)するしか無い。
何事もスピードが一番ですからね!
食事も終わって、妻の機嫌も良くなったその時、
(今だ!!)
ボク:「あのう、突然で申し訳ないんですが、報告があるんですけども」
ボク:「け、結婚指輪を紛失してしまいましたサーセンンンンー!!」
それに対する妻の一言は・・・
妻:「まぁいい。きにするな」
妻:「探してる時こそ見つからない。いつか出てくるさ」
なんとありがたい言葉でしょうか。
仏がこんなに近くにいたとは・・・!
逆にこう考えたらロマンチック
妻の神対応にほっとしたところで、落ち着いて考えてみると「いや、こう考えると逆にロマンチックじゃね?」と思いました。
ボクと同じように指輪を無くしてしまって傷心のみなさんも、こう考えたらどうでしょうか?
・・・
・・
・
「この世界のどこかに、ボクら夫婦の愛の印が隠されているんだ」
と。
無くして数年後、ふと通りがった道端で見つけるかもしれません。
様々な人の手を介して、どこかの異国で見つけるかもしれないですよね。
つまり、どこに行っても、宝探しになるんですよ。愛の宝物を(真面目)!
逆にロマンチック・・・じゃありません?
いや、そんな可能性がある、ってことが大事なんですよ。
同じように婚約指輪を無くした人向けになれば幸いです。
と・・・こんな事考えられるのも、妻が大人の対応をしてくれたからですね。感謝。