僕は今まで親や上司から「覇気が無い」とか「積極性が無い」と言われて叱られてきました。特に言われてきたのは「お前には覇気が無い!」という言葉です。
ライバルに先駆けて前へ前へ出るとか、ガンガンアピールするとか、熱血感みたいな感じ?が出ていないことが悪いそうです。
今までは欠点と思ってコンプレックスに思っていました。覇気がある、という人を羨ましくも思っていました。が、最近違う考えが出来るようになりました。きっと同じように悩んでいる人のために、そう思える理由をお話しましょう。覇気が無いのも、全然問題無いんですよ。むしろ才能です。
覇気が無いとは?
そもそも、覇気が無いってどういうことなんでしょうか。
「覇気」でググってみるとこんな意味が出てきます。
はき【覇気】
1.あふれるばかりの意気。意気ごみ。?「―がない」
2.覇者になろうとする意気。野心。
「あふれるばかりの意気ごみ」ですか。。。お、おう。。。な、なんか暑苦しいですね。そういうのが足りないのは悪いと。何かホトバシってて欲しいと。そういうことですね。
こういう人のことかな?
「覇気が無い」のは悪いと思う理由
ここで、今まで僕にそう言ってきた人の共通点を考えてみます。親、上司、先輩・・・そういえば自分よりも大分年上の人ばかりです。同期や、年下にはそんなこと言われたことありません。
つまり、「年下のボク」に対してはそう思う、ということです。彼らのいう年下のイメージは、グイグイ生きてる、いわゆる覇気がある若者、という感じ。だからそのイメージに沿わないボクは「覇気が無い」と叱られる対象になる。そんな理由なんでしょう。
そもそも、そんなイメージはどこから来たんでしょうか?叱ってきた人たちは「モーレツに働く=偉い」「24時間戦えますか」という時代に過ごしてきました。自分の若者時代に良しとされた若者像を、ボクに当てはめているんです。
そう考えられた途端、劣等感やコンプレックスは無くなりました。彼らは彼らの常識の中でボクを叱っているだけであって、覇気がある・無しで人の良し悪しは関係ないんです。
「覇気が無い」=落ち着いてる
身の回りの人のテンションや環境によって、覇気がある=「暑苦しい」とネガティブにもなります。反対に覇気が無い=「落ち着きがある」、とも言えます。全ては2面性を持っているんです。
例えば・・・営業で考えてみましょう。営業に覇気があると、どうしても圧迫感を感じてしまう人が出てきます。強気のお客さんだと気に入られるかもしれませんが、弱腰のお客さんだと話にくくなり、商談も進みません。逆に覇気が無いと、リラックスして話せます。癒し系、というやつですね。
このように重要なのは、自分の特徴が活きる環境です。自分の特徴が喜ばれる環境であれば、周りからも重宝がられます。
移住や転職が当たり前になってきたのも、「自分が無理やりその環境に合わせる」よりも、「今の自分が合う環境に移動する」方が楽だし人生有効に使える!とみんなが気付き始めたからです。
まとめ「自分の性格は今の環境で合っているか?」
ということで、覇気が無くても大丈夫なんです。どこかの職場や職業に必ずあなたピッタリの場所があります。そこでは居心地も良いし、自分の100%の力が出せるし、みんな喜んでくれるので、充実できるんです。
無理に変えなくて良いんです。考えるのはただ一つ。
「自分の性格・特徴は今の環境で合っているんだろうか?」
NOならチャンスです。仕事、会社、住所、家、付き合う人・・・「何か一つでも」変えてみてはいかがでしょうか?
そんな場所が出来ることを信じて、努力すればよいですよ。
悩む貴方への処方箋。読みやすくて持ちやすい。古い本のコミック版です↓
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