こんにちは。ネットワークエンジニアを10年以上やっている、ゆうげん(@1funkiduki)です!
無料で無線LANが使える、というのをウリにするホテルも多くなってきました。スマホやタブレット、PCを使う僕らにはとても嬉しいことですよね。
しかし、無線LANはあるけど、「全然遅い」「つながらない」というホテルがあるのも事実。出張のたびに、このようなホテルに出くわし、涙を飲んできました。
PCが無いと仕事出来ない、ネットワークエンジニアでもある僕からすると、「通信できない」「通信速度が遅い」のは絶対悪だ!としか言えません・・・。
そこで今日は、ホテルで無線LANが遅い!というときの対策をまとめていきます。
※そもそもネットワークが繋がらない!という方は↓の記事へ。
ワープ出来る もくじ
無線LANって何だっけ??
そもそも無線LAN、って何でしょう?
まず、無線LANに関する登場人物をカンタンに抑えておきましょう。ここで説明する対策の理解にもつながりますので!!
下の図を見てください。
一番左側のスマホやPCが「アクセスポイント」と「無線で」通信してますね。で、アクセスポイントからインターネットへの線は有線です。LANケーブルでつながってます。
というわけで、無線LANっていっても、全部が無線じゃないんですよ。
あくまで、スマホ、タブレットやPCといった端末の通信が無線、と言ってるだけなんです。
ホテルの例で考えると、数部屋ごとにアクセスポイントが1個あって、ルータにLANケーブルが伸びてます。それら何十本のケーブルを1台もしくは2台のルータが束ねて、インターネットに流している・・・そんなイメージを持ってもらって良いです。
大まかに構成が分かったところで、さっそく対策の説明にうつりましょう。
ホテルの無線LANが遅い時にやるべき対策
対策1:無線LANのアクセスポイントを変更してみる
無線LAN使うときって、名前をまず選択しますよね。「●●-wifi」とかいうアレです。
アレはアクセスポイントの名前で、SSIDとか、ネットワーク名って言います。
↓の写真みたいなやつですね。
無線LAN使えるホテルって、部屋の中の机の上に「ネットワーク名:〇〇〇〇、パスワード:××××」とか書いてありますよね。そういうところって、インターネットの速度遅いところが多いです。。。
なぜなら、みんなそのアクセスポイントで通信しているから、です。渋滞してれば、遅くなるのは当たり前ですよね。
実は、一部のホテルでは、通常アナウンスしていない、別のSSIDがある場合があります。
例えばホテルチェーンの、ルートインホテルズ。浴場もあるし、朝飯もバイキング形式だし、pontaポイントもたまっちゃう。出張にはピッタリのホテルです。僕も愛用しています。
ですが、このホテル、無線LANが遅いんです。。。部屋に書いてある、「SSID:RouteInn-Free、パスワード:routeinn」では、全然見たいページにアクセスできません。ていうか無線LANマーク自体、付きませんけど・・・
じゃ、どうするか??ヒントは上の画像に出ています。
そう、なんか無料っぽいアクセスポイントがあるじゃないですか!「RouteInn-Free-WEP」って奴です。こちらにつなげると・・・早い!!快適です!!
ちなみにパスワードは「routeinn-wifi」です。全国共通みたいですね。フロントに「無線LAN遅くて使い物にならないんですけど・・・」とキレ気味に言ったら、教えてくれました(笑)
このようにクレーム対応用のアクセスポイントを用意しているホテルも多いみたいです。
まずはフロントにキレ気味に電話してみると良いでしょう(笑
対策2:接続する場所を変えてみる
ホテルの部屋の中が遅ければ、場所を変えてみましょう。
例えばフロントのある一階とか、ラウンジです。ラウンジのような、もともと使用者が多いエリアでは、体感速度が全然違う、ということもあります。
もし、部屋の中でどうしてもつながらない時は、部屋を変えると良くなる場合があります。部屋のアクセスポイントが壊れている場合があるからです。
ダメもとで、部屋につながってるフロントに言ってみましょう。対応してくれる場合もあります。変えてもらいやすいように、入ってすぐに電話したほうが良いですね。
対策3:有線を使った無線LANを使う
無線って、便利ではあるんですが、やはり通信自体の品質という意味では、まだまだ有線にはかないません。有線ならば大抵のホテルでは有りますから、無線がどうしても遅いのであれば、有線を使いましょう。
え?無線がいい?
そんなワガママな貴方には、良い物がありますよ!!
その名も「ちびファイ」。有線LANをつなげると、自分だけの無線LANアクセスポイントになる手のひらサイズの機械です。
自分だけのアクセスポイントですから、盗聴される恐れも少ないし、有線ですから早い。これが一番の解決策でしょうね。
小さいから、カバンにも楽々入ります。コンセント付きですから、ケーブルも最小限で済みます。そのうえ、安い。3000円くらいで買えちゃいますからね!
さらに、タブレット・スマホ・PCを一度この機器に登録しておけば、どこのホテル無線LANにいっても、ちびファイで無線LANに接続するための1回の設定だけでOK。
いちいち設定する手間が省けます。(全ての機器がちびファイを介して接続できるからです)
対策4:自分のモバイル無線LANを使う
「もういいっ!ホテルの無線LANなんか使わない!」という方は、自分でモバイル無線LANを契約して、自分のモバイル無線LAN(高速モバイルインターネットサービス)を使いましょう。
日本で一番メジャーなモバイル無線LANとしては、WiMAXです。速い回線が使い放題なので快適です。ホテルだけじゃなく、仕事や普段使いにも良いでしょう。
ホテルの別のお客さんと共有しないので、セキュリティ的にも安心だし快適に使える可能性が高いです。
よっぽどの地方や郊外でなければ、大体つながるはずです。無料で試せる「try Wimax」というサービスがあるので、使ってみてはいかがでしょうか?
いろんな業者でWimaxを契約することが出来ます。普通は1ヶ月あたり4,000円近くになる感じ。
でも一番安くて使いやすいWimaxは、DMMいろいろレンタルで使うのが一番オススメです。
6か月レンタルすれば、月2,000円ちょっとで使い放題になりますからね。。。レンタルできる機種は少し古いものですが、体感速度はほとんど変わらないので、全然問題ありませんよ。
ちなみに、WiMAXでは、繋がると言っているところでも繋がらないところがあります。ご注意を!
対策5:ホテルの無線LAN速度を事前に調べておく
予約前に参考に使えば、無線LAN速度が遅くて困るリスクも減らせます。
ホテルの無線LANの速度を調べられるサイトがありますのでご紹介しておきます。
外部サイト:Hotel WiFi Test
英語だけど、検索窓で例えば「chiba」(千葉)とか入力すれば、一覧で実際の速さ・予想が出てくるので、何となくわかるはずです。
予約するときは事前に無線LANの速さが分かるといいですよね。
まとめ
ということで、以上「ホテルの無線LANが遅い時にやるべき対策まとめ」でした。
いくら良いホテルでも、無線LANが遅いとイライラしますよね。。。より快適な滞在になれば幸いです!
教えた友達からはとても喜ばれたので、シェアして教えてあげるといいかもしれませんよ。
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