こんにちは。ゆうげん(@1funkiduki)です!
以前お会いした、凄腕の女性社長と話していて、興味深い話がありました。
社長:「私、社員の採用面接のときは一つしか質問しないの」
その質問、何だと思います?
今日はそのお話。
底力が分かる質問
凄腕の女性社長が採用面接で1つしかしない質問。それは、
「あなたは、死にかけたことがありますか?」
です。
その時は随分変わった人だな、くらいしか思っていませんでした。
でも、よく考えてみると理解できます。
応用すると、採用面接だけに限らず、その人がどれだけのポテンシャルを持ってるかも分かるので結構使える質問なんです。
死にかけた原因で底力が分かる
一言で「死にかけた時」と言っても、2つの原因が考えられます。
どちらの原因でも、その人の底力が分かるんですよ。
1.内的要因
1つ目は内的な原因です。これは仕事・勉強・悲劇など自分にストレスが溜まりまくって、比喩的に死にそうになったときのこと。普段の話で「死にそうになった」て言うアレです。
その時のことを聞くことで、その人がどこまでの努力が出来る人なのか?どのくらいのストレス耐性があるのか?つまり「限界」が分かるんです。
例えば「学校の中間テストで死にそうになった」「好きな子に告白して振られて死にそうになった」と「毎日ブラック企業で徹夜して死にそうになった」、「借金を返すために必死で働いて死にそうになった」とは苦痛のレベルが違いますよね。その人がどのレベルの苦難を「死にそうに辛い」と感じるか分かるんです。
2.外的要因
2つ目の原因は、外的な原因です。例えば事故・病気で本当に死にそうになった、とかですね。
その時の状況やどう思ったか?を聞くことで、その人が苦難に立ったときの反応、感謝の基準が分ります。つまり人間性ですね。
例えば交通事故で死にそうになったときがあったとしましょう。そのときの話を聞けば、その人は加害者を責めるのか?障害は残ったけど生きてて良かったと周りの人のサポート/に感謝できるのか?その事故をどう捉えているのかで、その人の根っこの部分が浮かび上がってきます。
まとめ
以上、「死にかけたときのことを聞けば、その人の底力が分かる」というお話をしてきました。
結局、「死にかけた時」というのは苦境を乗り越えた経験ということです。どちらの場合でも、その人の底力が分かるようになってるんです。良い質問ですよね。
前述の社長は話を聞いて、「本当に死にかけた時がある人」のみを採用していました。ちょっとの失恋や、少し怒られた程度で死にそうになったレベルの低い人は不採用ということです。
仲の良い周りの人に聞いてみてください。この質問にはもう一つ良いことがあります。「もっと仲良くなれる」ということです。
レベルの違いはあれど、「死にかけた時」ってのは結構みんなあるもので、その話はその人にとって「普段喋る機会はないけど、一番しゃべりたい話」であるはずです。きっと喜んで話してくれるはずですよ。今までの付き合いでは考えもしなかった、思わぬ発見があるでしょう。
※初対面の人に聞くのは「何だこの人?」となるでしょうから、ある程度仲良くなってから、ですが。
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