ボクは新卒から10数年間、同じ会社に勤めて来ましたが、いくつも異動を繰り返して、様々な仕事をこなしてきました。
参考記事:転職やだ!移住もしたくないー!って貴方には「異動」しか無い。
でも一般的に言うと、これは良い目で見られません。
社内の人がボクの経歴だけ見ると、フラフラしているように見られるんです。
実際、上司にはそう言われたことがあります。
「中途半端で終わってしまって、専門家にはなれないぞ。昇進出来ないぞ!」
と。
ただ実際に、転職エージェントさんや、スカウトくれた会社さんと面談して感じるのは、複数の環境で、色々やってきたことは強みになる、ということ。
既に5社くらいのエージェントさんからの情報をまとめると、2017年現在、転職市場では30代の転職が多いんです。逆に40代、しかも一社しか経験無いと、かなり厳しいらしいんです。
あれれ?上司が言ってたことと、転職活動で感じたことって違うよ?どういうことなんでしょうか?
上司の言うことを信じて、十数年、同じ仲間と同じ仕事を、同じ場所でやった人は・・・どうなっちゃうんでしょうか。。。
というわけで、そもそもなぜこんなギャップが生まれてしまうのか?考えてみました。
ワープ出来る もくじ
転職多いのはダメというのは昭和のおっさんの考えの理由
結論からいうと、転職多い=ダメというのは古い考え方です。
転職は今の時代、やり方次第でどんどんキャリアも上がります。
我慢強いのが美徳とされていた時代の名残
何かの道に一筋、というのは、とても好かれます。恋愛でも浮気性の人より、誰かだけを一筋に好きになった人が好感持たれやすいです。
転職多いのはダメと言う人は大概同じような事を数十年やってきた、という人ばかりです。結局、自分自身を慰めてるんですよ。
たとえば中国では逆です。複数の仕事を経験した方が能力があると見なされます。だから、転職しやすいし、辞めやすい。
「この会社、嫌だな」と思ったら、さっさと辞めていきます。
残業超過で自殺なんて、あり得ませんよ。ホント。
出世しやすい(上司が管理しやすいから)
そもそも転職して、社外の常識や経験を持っている部下がいると、「こいつ、何をやるのか分かんないな」と怖い一面もあります。自分が経験していない分野では、自分よりも上の部分が多くなるからです。
その反面、「自分はこれだけしか出来ません!」という部下は、上司からすると「分かりやすい」んですよね。
プライドが高くなりがちのおっさん管理職は、自分よりも出来ない人の方が可愛がりやすくなってしまいます。偉いはずの自分より出来る部下ってどうしても敵意をもってしまいがちです。まさに出る杭は打たれるです。
というわけで、「転職多いのは悪い論」がなぜあるか?というと
「昔の名残」だったり、「おっさん上司のエゴ」だったりするわけなんですね。
こんなこと言われたときは気を付けましょう。
転職した方が良い?悪い?
つまり、
- 出世して一つの会社でやり通すなら「転職してない方が良い」
- 転職してある程度自由で柔軟性のある暮らしを望むなら、「転職してた方が良い!」
ってことなんです。
でも「嫌だから」「なんとなく」であまり無計画に転職しまくっちゃうと、逆に「こいつ大丈夫か?」と思われて決まりにくくなるのでそこは注意です。
「何かしらのストーリーがあることが大事」ですね。
社会勉強としての「転職活動」も。
クラウドソーシングや各種働き方が広まって来たこの時代に、一つの会社だけで人生終わっちゃうのは勿体無いと思います。
別にその会社が好きで気に入ってるなら良いんですよ。ただ、社外を見てみるのはとても良いことだと思うんです。
ずっと同じ会社で行き詰まってる人は、転職サイトにでも登録して、ちょっと他の世界をみてみるのもオススメです。
自分の履歴書や職務経歴書を作って棚卸ししてみたり、転職エージェントから自分の市場価値を教えてもらったり。
ビズリーチがオススメですよ。