【僕の黒歴史】会って一週間の謎の経営者「会長」に、軟禁されて一晩中ガン詰めされた話。




会社員ながら、業務時間外に、社外の人に会いまくってた時期があります。その時の話。

その当時の僕

当時の僕の生活スタイルをお話ししましょう。
 
平日、仕事終わってから、懇親会やらセミナーやら参加して、そこらじゅうでプライベート名刺交換。

後でメールや電話して、定時後にアポしてお茶して色々話聞いたりしました。
 
会社員であっても、一戸建てを買ってどんどんしょぼくれていく同期を横目に、「俺は違う!社内人脈だけじゃつまらない!」という気持ちがあったからです。
 
他の会社員はもちろん、保険営業、セミナー営業、怪しげな商材の営業、ネットワークビジネス、士業、無職、ホームレス。。。色んな人と毎日のように会い、話をしていました。

「会長」との出会い

そんな時、あるイベントで、他業種で事業展開をしている「会長」と呼ばれている方と出会いました。
 
その人の誘いで、経営者や一流の人が行くという集まりに行けました。

某有名家具企業の社長に名刺交換出来たり、とても貴重な経験が出来ました。
 
なぜかその後も、会長の車で色々と連れていってもらい、「セッチー」と一時期話題になった和泉節子さんとか、「マネーの虎」で有名なあの人も紹介してもらったり、普段は絶対に経験できない出会いをさせて頂いたんです。
 
「凄い機会を頂いた!ホントに有り難いなぁ~~~!」思っていました。

 

出会って一週間くらいしたある夜までは・・・

会長に連れていってもらった、経営者集まる某高級料亭↓
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ある店での出来事

そんなある日のこと。
 
それまでと同じように、パーティにご一緒させてもらった後、会長のお店の、都内のある居酒屋に行きました。

会長に挨拶し、商談していく、という人は真夜中まで絶えず、僕はずっと「凄いなぁ、凄いなぁ」とそれを聞いているばかりでした。
 

深夜になり、やっと客が途絶え、会長と僕の2人となりました。

僕は「明日も会社だし、もう帰ろうかな」と思ったそのとき、突然会長が・・・・

終わらない質問

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会長:「で、お前さ。俺に何が出来るんだ?
 
唐突すぎて「え・・・?」と驚いている僕に、会長はもう一度言いました。
 
会長:「だからさ、これだけお前みたいな若造を、色んなところに連れていってあげて人を紹介してあげてる俺に、お前はいったい何をしてくれるんだ?

 

一気に酔いが冷めて、冷や汗が流れてきました。そんなこと、全然考えていなかったからですwwww

 

僕:「え・・・・そうですね。。。あ、あの・・・・会長のお店に、僕の知り合いを誘ってパーティします!!
 
それほど知り合いがいたわけでは無いので、微々たるもんなんですが、必死だったので、それしか思い浮かばなかったんですw
 
それを聞いた会長は言いました。
 
会長:「ふーん・・・。それだけじゃぁ、会長の俺がわざわざ時間を取ってやった分には見合わねぇよな?そんなんで良いと思ってんの?あ?」
 
僕:「え・・・じゃぁ・・・会社の人を誘ってパーティする・・・とか・・・?」
 
会長:「全然、足らねぇよ

 

なんということでしょう。会長、全然満足しないのです。

 

その後も、僕が提案 ⇒ 会長ダメ出し ⇒ しばし沈黙 ⇒ 僕の再提案 ⇒ またも会長ダメ出し・・・
 
ついには、こんな話も飛び出しました。
 
会長:「はぁ・・・じゃぁさ、お前、俺とずっと付き合いたいと思ってんの?」
 
今までの会長の人脈を見ていますから、僕はこう言うしかありません。
 
僕:「もちろん、ずっとお付き合いしたいと思っております!!」
 
会長:「じゃぁ、お前は俺に何が出来んの?
 
もうエンドレス。時間は3時を回りました。
 
帰りたいのですが、ここは会長のお店。店じまいなんてありません(泣
 
結局このエンドレスループは6時間以上続き、明け方となってしまいました。
 
この頃には、いい加減僕も「もうどうでもいいや」的な気持ちになっており、「この会長とはやっていけない」と思っていました。

 

そんなとき、また会長が言いました。
 
会長:「お前、俺とずっと付き合いたいと思ってんの?」
 
意を決して、僕は言いました。
 
僕:「いや、そこまで言われるなら、付き合いはもう止めたいと思いますね」
 
・・・
 
ついに言った!これでやっと開放される。あと2時間で始業だけど、会社にも行ける・・・と思いました。

 

それを聞いた会長が口にした言葉とは・・・

戦いは終わっていなかった

会長:「はぁ!?いまこんな時間になって、ここでそんなこと言う?今日、お前とくだらねぇ話してて使った電気料とか(会長のお店の電気料のことですw)、スタッフの賃金(隅に残って頂いてましたサーセンw)とかどうすんだよ!?あぁ!?」

 

なんということでしょう。ここに来て再燃してしまいましたwwww

眠気に加わった絶望に、思わず天を仰ぐ僕。
 

会長:「もう許さねぇ。これから、お前が来る場所、会う人、やること、全部潰してやっから。お前、絶対成功させねぇからな!覚悟しろよ」

 

言うのもはばかれる、会長の罵詈雑言の嵐の中、僕は薄れゆく意識の中で
僕:(なんだコレ・・・新手の詐欺かな・・・どうしようかな・・・早く帰りたい・・・ていうか会社行かないと・・・)
と考えていましたw

 

結局、
僕:「もういいです。お疲れさまです!!」と、
強引に店を出ました。

会長は車で帰りましたが、僕は始発で会社最寄り駅のマックへw

 

家に高額な請求書が来るんだろうか?家の彼女に被害があるのでは?実家に暴力団が来たらどうしよう・・・・?とマックで考えて、手が震えていたのも、良い思い出ですw

そこから学んだこと

結局、その後数年していますが、何もありませんでした。もちろん、アレ以降、会長とは会っていません。
調子に乗っていた僕が、痛い目にあった話でした。
会長の本当の目的が何だったのか?いまも良く分かりませんが、一つ教訓になったことがあります。
それは「自分を曲げてまで、嫌な人と付き合わない」、です。
あの時、自分を捨てて「会長と付き合いたいです!どうか一つ!!どうか一つ!!お願いしますぅーー!!」と足でも舐めていれば、会長から色々紹介されたり仕事回されたりして、ある程度のところまでは行けたのかも知れません。

お店に挨拶に来ていた人たちも、そんな感じで会長からのオコボレを期待していたんでしょう。

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でも、そういうのって本当に幸せなんだろうか?と考えました。「嫌な人から罵詈雑言浴びても媚びを売って」がホントにやるべきことなんだろうか?と。
 
そういう意味で、明け方に「もう良いです」と言った自分の判断は間違っていなかった、と思うんです。

もしかすると、会長もそれを気づいて欲しかったのかも・・・という気がする今日この頃。考えすぎか。
 

みなさんはどう思いますか?

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移住した30代のサラリーマンブロガー。SE/投資家/ドラマー/つけ麺好きです。毎日の気付き/投資/IT情報/お金・時間的に得する情報をお届けします。 ブログは毎月5万人くらい来ます。田舎住まいだけど虫が弱点。あとレバーが食べられない。