ブログ、仕事、メール、日記・・・文章打ち込みに特化した端末として、コクヨのポメラがあります。このポメラ、最近新作のDM200が出たんです。
ポメラDM200↓
例によって「すっごい欲しいな~」って思ってたんですが、落ち着いて周りを見回してみると、僕にはすでにポメラよりも良いタイピング端末を持っていたんです。それは・・・
ポメラと同じくらいのサイズで、安くて、色々出来ちゃう、Windows10モバイル。。。それは、既に記事にしているASUSのタブレットPC、「T90CHI-3775」です!
T90CHI-3775↓
今回はポメラDM200と、T90CHI-3775との比較をして、ボクと同じくちょっと悩んでいるタイピングマニアのご機嫌を伺っていきたいと思います!
ワープ出来る もくじ
ポメラとは?
まず、ポメラについて軽く振り返ってみましょう。最新作のDM200について見ていきます。税別49,800円(税込53784円)ですね。2016年11月7日現在、Amazonで買うと、45,716円です。うむ。高い。
ポメラは文章の打ち込みに特化したデバイスのため、軽い、立ち上げが早い、という特徴がありましたが、今回新発売のDM200からは、無線LAN経由での通信が可能になって、iPhone/Macやプリンタ、Evernoter、メールなどの文章アップロードが可能になりました。
ポメラで作ったテキストを、色々と応用しやすくなったわけです。もう、これだけでも結構心動きますよねぇ!!!!
T90CHI-3775とは?
ASUS(えいすーす)が2015年11月に発売した、Windows10タブレットPCです。発売から1年経ちましたが、ほぼ値引きされてません。。。(下のグラフ緑色の線が新品価格です)
いや、それどころか、一時期は値上がりしていますね。いかに人気のある機種かわかるでしょう。
(参照:モノレートより)
この端末の特徴ですが、既に書いてあるものから、概要をまとめます。
「軽い」(キーボード併せて750グラム)、「小さい」(左右の手のひらで覆えるサイズ)、「安い」(3万円ちょっと)、というのがポイントでした。
詳細は下記の記事をご覧ください。
ポメラDM200とT90CHI-3775の比較
それではまず初めに、ポメラDM200とT90CHI-3775のスペックを比較してみます。
T90CHI-3775 | ポメラDM200 | |
画面サイズ | 8.9インチ | 7.0インチ |
大きさ | 幅241×奥行137×高さ16.5mm | 幅263×奥行120×高さ18mm |
質量 | 約780g (タブレット400g+キーボード350g) | 約580g(電池込) |
使用時間 | 約10時間 | 約18時間 |
順にそれぞれを細かく比較していきます。
大きさ比較:ほぼ同じくらいの大きさ
まず、大きさの比較です。
T90CHI-3775のサイズは、幅241×奥行137×高さ16.5mmで、
ポメラDM200のサイズは、幅263×奥行120×高さ18mmです。
これじゃ良くわかりませんよね。分かりやすくするために、図にしてみました。
▼幅と奥行をそれぞれ比較してみると、こんな感じ。赤がポメラで、青がT90CHIです。
T90CHI-3775はポメラより8%ほど幅が小さくて、奥行が12%長い、ということが分かります。
▼重ねてみましょう。ほとんど同じくらいの大きさですね。面積で言うと5%くらい、ポメラが小さいんですが、まぁ、大きさはほぼ変わらないですね。
画面サイズ比較:T90CHIの勝ち
ポメラDM200は7インチ。ちょっと小さいですね。モノクロです。なんかディスプレイ左右が無駄な気がしますね。
これに対して、T90CHIの画面サイズは8.9インチ。タブレットPCですから、もちろんフルカラーです。一目で「画面が大きい!」と分かるでしょう。でも、先ほどお話したように、機器そのものは大体同じ大きさなんですよ!
重さの比較:ポメラDM200の方が軽い
重さの比較です。T90CHI-3775は、キーボードとタブレット合わせて約780g(タブレット400g+キーボード350g)なのに対し、ポメラDM200は電池込みで約580gと、200g軽いです。
200gって、缶コーヒー1本くらいですね。缶コーヒー1本分軽いポメラDM200。
ただ、T90CHI-3775でも普段持ち歩いていて軽い!と思いますし、持ち運んで使う分には、対して変わらない差でしょう。
キーボードの比較
タイピング端末として考えるなら、キーボードはとても重要な要素ですよね。キーボードに関しては、見た目・スペックともに同じ感じです。
▼ポメラDM200はキーピッチ(キー同士の間隔)横が17.0mm、縦が15.5mmです。
これに対して、T90CHI-3775のキーピッチは実測で横が約16mm、縦が約17mm(参考:PC Watchより)。
一般的なキーボードのキーピッチは15mm~20mmなので、どちらも打ちやすいキーボードになってると言えるでしょう。
値段面での比較(T90CHIの勝ち)
次は肝心のお値段比較。ポメラDM200は実売価格45,000円に対し、T90CHI-3775は33,000円です。(在庫状況により、結構大きく変動します。11/11に見たら、Amazonでは新品が45,000円くらいになってますし)
T90CHIの方が、12,000円近く安いんです。中古で買うなら、もっと安くなるでしょう。
以上、スペックでの比較をしてきました。
でも、「まぁ、大体同じくらいなのはわかったけど、実際に使ってみたら、どうなんだろう?」って思いますよね。
ということで、実際の利用シーンで、T90CHI-3775が優位な点、不利な点について、まとめてみます。
ポメラDM200に比べてT90CHI-3775が優位な点
まず、優位な点。T90CHIが勝っている点ですね。
色々出来る
まず、Windows10端末なので、文字入力だけでなくネットサーフィン、音楽・動画再生、ゲーム、メールなど、様々なことが出来ます。
こういうことを言うと、「ポメラは打ち込みしかできないので、集中できるんだ!」って言う人はいると思います。うん分かる分かる。確かにね。でもさでもさ、
打ち込みだけするために、1万円高い物を買うのか!?って考えると微妙ですよね。だって、集中してできるように工夫すればいいんですもん。工夫してテキスト入力して、空いた時間でゲームとかいろいろ楽しめた方がいいですよね。
1つの端末で全ての作業が完結できる
テキスト入力だけしか出来ないポメラ。確かにテキスト入力に集中できるんですが、まさにこの「テキスト入力しか出来ない」ってことで新たな不便が生まれます。
小説家とか脚本家とか、文字入力がメインの職業で使うなら問題ありませんが、文字入力だけでは完結しない用途がほとんどだと思うんです。
例えばブロガー。
ブログってテキスト打ち込むだけじゃありません。文章へのタグ付けや、写真の加工、サーバへのアップロードなどなど、色々あるんです。
ポメラだと、テキスト入力は出来たとしても、アップロードして、別のPCやスマホでどうしても作業しなくてはいけません。それはとっても面倒ですよね。
下手すると、ポメラとまた別の端末を持って出かけなきゃいけなくなることもあるでしょう。
その点、T90CHI-3775なら、文字入力からブログへのアップロード、画像の加工やプレビューまで、ブログ更新に必要な作業がすべて1台の端末で完結できます。これはとってもシンプルで素敵なことです。
ポメラDM200に比べてT90CHI-3775が不利な点
逆に、ポメラDM200に負けているところはどこでしょう?
例えば・・・
作業着手できるまでの時間がかかる
ポメラは端末を開いてゼロ秒でテキスト打ち込みが開始できる端末です。
これに対して、T90CHI-3775(Windows10タブレット)では・・・
- 電源ボタンを押してスリープから復帰させる
- パスワード入力してログイン
- 文字入力のエディタを起動
- 書き出し
と、3つくらい余計なステップが入ります。まぁ、ポメラに比べて、テキスト打ち込むのが30秒くらい遅くなってしまう感じです。この30秒をどれだけ重く感じるか・・・
30秒で書く内容を忘れてしまうような人なら、ポメラ一択ですね(笑)
あまり傾かない
次に大きな弱点。T90CHIのディスプレイはあまり傾かないんです。(120度くらい)だから、のぞき込むような姿勢でタイピングすることになります。とても肩がこりやすい。
あまりに肩がこるので、色々試行錯誤した結果、大分改善することが出来ました。
ポメラは何と、160度まで傾くようです。すげえ!もう狭い満員電車の中でも、書きまくりですね!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。T90CHI-3775でも十分ポメラと戦える端末であることをご理解いただけたのではないでしょうか?
まとめると、「T90CHI-3775は肩こるし、書き始めるまではちょっと時間かかるけど、ポメラよりは音楽とか動画とかゲームとか色々出来るし、何より楽しくて安いからオススメ!」ってことになります。ポメラも良いですけどね。ええ。160度も曲がるし、打ち込みに集中できそうですしね。欲しいよね
参考に、ご自身に最適な端末を選んで頂ければと思います!