↓の記事で書いたように、FXで300万を3万にしてしまったボク。
関連記事:投資なんて簡単。ボクはこうして300万を3万にした。
今考えると、こんな心理に陥ってました。ボクと同じように、儲かってない人はこういう心理にハマってませんか?逆に言うと、こんな心理があったら「取引しない」と決めると、自然と損することは無くなり、パフォーマンスも上がってくるはずです。
目次としては、
順番に行きましょう。
1.大きすぎる欲求
当時25歳くらいだったボクは、もうちょっとギラギラした感じでした。
欲しいものや夢を100個くらい書き、それら全てに達成期限を書いてました。なので悠長にやっている時間は無かったんです。FXであれば、毎日3000円入金されてましたから、早いところ1万円くらいまで上げて、早く会社を辞めたかった、というのもあります(笑)
適度な欲望というのは大事です。あらゆるモチベーションにつながりますから。逆に過大な欲求、というのは投資には不要です。無茶をしてしまうからです。
過大な欲求のせいで、高すぎる値段で買ってしまったり、自分で決めたしっかりしたルールを曲げてしまったり、一貫性のある取引が出来なくなってしまいます。
2.損をすることへの恐れ
リーマンショックまでは、ボクのようにスワップで稼ぐ人も、デイトレーダー的な人も利益を上げやすい相場でした。
ほぼ全ての銘柄が緩やかな上昇トレンドを描き、まさに「早く入ったものほど得をする」という地合いでした。そんなこともあり
「早くポジションとらなきゃ、損をする」(機会損失、というやつですね)
という脅迫観念にも似た気持ちでいたように思います。
過大な欲求と同様に、損への恐怖も取引に悪影響しか及ぼさないものです。恐怖も行き過ぎると、「パニック」になります。2008年のリーマンショックでは、ボクも投資家のほとんども、「パニック」で正常な価格での売買をしている人はほとんどいませんでした。
正常な思考で売買していた、一握りの方は、それまでないほど大きい利益を上げていました。ボクの投資仲間も、10万を1億にした方がいましたね。。。
3.他人をうらやむ
結構まじめにFXをやっていた僕は、ネットで有名人と言われているFX投資家のブログをかかさずチェックしていました。
「今日は〇万儲かった」「今年はすでに投資元本が2倍になった」などなど、景気の良い人たちのブログやコメントを見て、「羨ましい、自分も早くそうなりたい」と余計取引に熱を上げていました。
このように他人と比べること、嫉妬することは、「欲望の力」を更に大きくします。自分の成績に満足していた人も、他人がもっと稼いでいると知ると、途端にみじめになり、自分の成績に物足りなさを感じ始めます。もっと大きな利益を求めて、ルールを変えたり、ルールを超えたおかしな取引を始めるようになります。
4.集団の影響
ネットの世界をウォッチしていた僕は、リーマンショックでも大きく影響を受けました。いつも見ていたホームページが、ネガティブな話・コメントでいっぱいになったんです。
「やばいやばいやばい」「ロスカットされた」「世界最大の世界恐慌になる」「明日当たり、新小岩(人身事故の名所)は大変なことになるだろうなwww」などなど。
それを見たボクも、まんまと落ち込んでいき、正常な判断が出来なくなっていき、みんなと同じく「買うに買えない」「売るのも怖すぎて売れない」となっていくのでした。。。
人間は間違っているように見えても、多数派の見方に同調する傾向があります。多数派の見方を知るのは大事ですが、その彼らと同じ行動をしていては、いつまでたっても利益を上げることは出来ません。
5.確実に儲かる幻想
一日3000円の収入を何もしないで受け取っていたボクは、「これからもその状況が続くだろうし、しかも1日1万円に行くまであと少し」と思うことで、FXスワップ投資=確実に儲かる、と考えてしまってました。
投資をする人はみんな、「儲かりたい」という希望を持ってやってます。ですから、その「儲けたい希望」に寄り添うような、簡単でありえない話を受け入れてしまいます。それはとても楽だし、簡単なので、みんなが信じてしまいます。
ニュースでやる「こんな詐欺話に気を付けろ!」と特集を見たボクらは「バッカだなぁ~こんなのにひっかかるなんてwww」と笑っていますが、それはその場にいないから、その人の欲を持っていないから「ありえない」と感じられるんです。
まとめ
300万を3万にした当時のボクの心理から、損をする人がハマる5つの心理をまとめてみました。いかがだったでしょうか。
まとめると、以下の5つです。
「ほぉ~この5つに気を付ければいいんだな。簡単じゃん!やってみよか!」と思った皆さん、ぜひやってみてください。実際にお金が絡むと、5つのどれかは絶対に持ってしまいますから(笑)
ボク自身、こうしてダメな心理であることは分かっていますが、なかなか捨て去ることは出来ません。持ってるポジションが下がってしまうと「間違ってたかな・・・」と落ち込むし、買おうと思っていた価格の直前で価格反転して、買えずに上昇していくと、「損したかな・・・」と思ってしまいます。
理論と実践は全く別物です。少しずつ実践、失敗して、改善して・・・を繰り返すしかないんです。
何かの気付きになれば、幸いです。
このことを考え直すキッカケをくれた本。世界一の投資家、ウォーレンバフェットも推薦した本です↓
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