「優しくて良い人」な草食系管理職が、会社をダメにする。優しいという害悪

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社会人になって、10年が過ぎました。

これまで5つ以上の職場を経験し、様々なタイプの管理職と接してきました。

  • 上司に好かれている管理職
  • 部下に好かれている管理職
  • 優しくて良い人な管理職
  • 突然無茶ぶりする管理職
  • 部下への指導が厳しい管理職
  • 仕事が出来ない管理職
  • 終始放置プレイな管理職

さぁ。「ここで質問です」。

この中で、「最もダメなタイプの上司はどんなタイプだと思いますか?」考えてみてください。5秒だけ考えてみてください。

・・・・・

・・・・

・・・

・・

考えましたか?

それは、

「優しくて良い人」

という上司です。草食系管理職・・・とでも呼んでおきましょうか。友人との話、自身の過去体験を含めて考えると、チラホラいたんですよ。

「え?なんで・・・?そういう上司、楽で良いじゃん」と思う方もいるでしょう。ダメな理由を説明します。困ったことに、最近はこういう管理職が増えてるみたいなんですよね。。。

草食系管理職とはどんな人か?

まず、この記事で言う、「草食系管理職」とはどういうタイプの人か、まとめてみましょう。どのあたりがダメか、考えながら読むといいかもしれません。

優しい

草食系管理職は基本的に優しい人達です。誰に対しても寛容で、怒りません。

部下が仕事でポカしても、仕事の納期を守らなくても、約束を守らなくても、決して怒りません。困った顔をするだけです。

部下にとっては楽ですよね。

小さい仕事でも自分でやる

草食系管理職は、基本的な雑用なんかも自分でやります。

優しすぎて頼むのがおっくうなんでしょうか。新人でも出来るような仕事でも、自分でやろうとします。

これだけ聞くと部下からすると、頼まれる仕事が少ないってことだから、「おお。いいじゃん」って思いますよね。

NOと言わない

草食系管理職はNOと言いません。顧客や上司から理不尽な要求を投げつけられても、断ることがありません。

ここで注意してほしいのが、こういう人、必ずイエスと言うわけでもないんですよ。

代わりに、「え~検討します」「ちょっと分からないんで、調べます」

という言葉が多いです。なんでも自分でやろうとするので、人に相談したりすることもなく、結局先延ばし。しばらくして、爆発・炎上する・・・ということになりがちです。

以上のような人をこの記事では「草食系管理職」と呼ぶことにします。
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草食系管理職はどのように会社をダメにするか?

では、そんな草食系管理職は、なぜダメなのか?見ていくことにします。

チームのモラルが崩壊する

草食系管理職がまとめるチームのモラルは、崩壊します。

適当にやってる人はズル休みしても、やると約束したことをやらなくても、怒られないわけですから、まさにズルをやり放題。

一方、一生懸命やってる人にとっては、たまったもんじゃありません。「俺が社長になって会社を変えてやる!」くらいの志や気構えが無いと、どんどんやる気がなくなります。

で、一回でも美しい親切心でメンバーが出した穴を埋めることをすると、その後もどんどんトバッチリが回ってくるようになります。まさに「頑張り損な状態」。

また、こういう事例が多くなってくると、別の問題も出てきます。題して「それ、私の仕事じゃないのでやりません」問題と言いましょうか(笑)

人の仕事を手伝うと、自分に回ってきて損しかない・・・という状況を周りで見ているので、全員が最小限の仕事しかしなくなります。

頼まれても「それ、私の担当じゃないので」と断られます。こんな状況で、チームワーク生まれるはずないですよね(笑)

そんな調子なので、体調壊して休職、退職する人も出てきます。

本来の仕事がおろそかになる

草食系管理職は、どんなに小さなことでも「自分が頼まれたから」と全て自分でやろうとします。

その結果、管理職本来の仕事が出来なくなります。

管理職はチーム全員の個々人の負荷、状況、強みと弱みを把握しながら、仕事・プロジェクトの大局を見て、仕事を割り振ったり指導して「仕事を管理する」役割のはずです。

コピー仕事やら、表作成とか、新人でも出来る業務をやるためにいるんじゃないんですよ。コストを最低限にできるように人に割り振っていくから、高い給料・責任が与えられてるはずなんです。

本来の仕事がおろそかになると、どうなるでしょうか。長時間残業、低品質、クレーム、事故という、ありとあらゆる問題が、「もうわんさか」出てきます。

交渉できない

むずかしい問題の調査や、仕入れる品の値段交渉など、会社外部との交渉も管理職の重要な仕事の一つです。草食系管理職だと、この交渉が難しい。

どうしても相手の都合をうかがってしまって、こちらの要望を強く言うことができないからです。

その結果、部下や会社、顧客にも迷惑がかかってしまうことに。。。

▼部下がこんな感じに。 

2012-04-14 1609

草食系管理職の一番の問題:部下を思う気持ち

と、草食系管理職の問題をつらつら書いてきました。でも「優しい」「小さな仕事も自分でやる」「NOと言わない」って悪いことなんでしょうか?そんなことはないですよね。

実は草食系管理職の問題って、部下からの人望とか、部下を思う気持ちがあれば起こらない問題なんです。

嫌われないように気を遣う、という思う気持ちじゃありませんよ。部下の成長と幸せを第一に思う、ってことです。

そんな管理職であれば・・・

  • いくら優しくて叱らなくても「あの上司のためだから」と一生懸命働く部下も出てくるはずで、チーム全体のモラル崩壊は起きません。
  • 思う気持ちが部下に伝わっているので、つまらない仕事は「ボクがやりますよ」と手伝ってくれて、管理職本来の仕事が出来るようになります。
  • 外部との交渉に失敗したら部下が困って嫌だ!と考えるので、ピリッとした交渉ができるはずです。

と、問題の大部分が解消されます。むしろ良い上司になるはずです。

草食系管理職が問題の理由

問題のある上司ってのは、冒頭にも書いたように色んなタイプがあります。

でも、この草食系管理職が一番問題と思う理由は、

出世しやすいから

です。

大企業での出世記事にも書いたように、草食系管理職の特徴を持ってる人は大企業で出世しやすいです。つまり、問題の影響力も大きくなるんですよ。

出世出来る人は

  • 「チャレンジせず、平穏無事に過ごして」
  • 「残業が多いけど何か特別に出来るわけじゃなくて」
  • 「良いお店を知ってて」
  • 「出世しやすい環境にいて」
  • 「上司とのコミュニケーションに長けてる人」

ということになります。

関連記事:大企業で出世出来る人、出来ない人の違い。ゲームのルールが違うんだ。

また更に恐ろしいことに、最近は実感値として草食系管理職が多くなっているように感じるんですよ。。。周りでも「最近、なんか上に行く人がおかしいよね」と聞くようになりました。

なぜ増えてきたんでしょうか?以下2つの理由かなと。どう思いますかね?

  1. 最近は〇〇ハラということで、昭和世代では当たり前だった強めの指導がなかなか出来なくなった

  2. 幹部から見て、「こいつなら管理職につけても面倒くさくなさそう(無害そう)」と思う人間を選ぶようになってきたから

まとめ

さて今回は草食系管理職の恐ろしさについて語ってみました。

みなさんの周りはどうでしょう?草食系管理職っていませんか?増えていませんか?

▼「こんな上司では、到底生き残れない」

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